本記事では、20世紀少年の映画と原作(漫画)の違いについて解説しています。
結論から言うと、映画と原作(漫画)の大筋は同じです。
実写の再現度を数字で表すなら、60~70%程度といったところになります!
また、物語の核となる部分は同じなので、どちらを見ても十分楽しめますよ。
映画20世紀少年を見たい人は配信サイトを、映画と原作(漫画)の違いを詳しく知りたい方は、この記事を確認してください。
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20世紀少年の映画と原作(漫画)に違いはあるのか?
20世紀少年の映画と原作(漫画)は、大筋は同じストーリーです。
全く別物というわけではなく、シナリオの再現度を数字で表すなら、60~70%程度といったところ。
脚本には原作者である浦沢直樹先生が深く関わっているため、原作から大きく外れたシーンは少ない。
原作ファンでも、「もう一つの20世紀少年」として楽しめる内容となっています。
物語の核となる「ともだちの正体」や「結末」については、原作(完全版)と同じです。
また、映画版はより広い視聴者層に向けているため、時系列が整理され、わかりやすく再構成されています。
原作では読み込まないとわからない描写も、映画版なら初見でも理解できるでしょう。
原作は、浦沢先生のこだわりが反映されており、読者側には必要な情報であっても「野暮」と判断されれば省かれます。
そのため、原作に対して情報不足だなと感じた人は、映画版を見ることで色々脳内補正できるんですよ。
初めて見る場合は、どちらからエントリーしても問題ありません。
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20世紀少年の映画と原作(漫画)の違い10選
ここからは、20世紀少年の映画と原作(漫画)の違いについて解説していきます。
第1章の「終わりの始まり」はかなり原作通りに作られており、変更が多いのは第2章と最終章です。
大きな構成や細かい部分を取り上げるとキリがないので、重要なシーンに絞って解説します。
時系列 | 原作該当箇所 |
---|---|
-第1章- 終わりの始まり | 1~5巻+8巻の一部 |
-第2章- 最後の希望 | 5~15巻 |
-最終章- ぼくらの旗 | 16~最終巻 |
※ここからはネタバレが含まれるためご注意ください。
映画・原作違い①:VA(ヴァーチャルアトラクション)の進行
映画版第2章では、小泉響子とカンナがともだちランドを訪れ、共にVA(ヴァーチャルアトラクション)に入り、ケンヂの少年時代を体験するシーンがあります。
原作では、小泉響子だけがともだちランドの研修を行い、VAに入るのも彼女だけです(8巻)。
カンナがともだちランドを訪れるのは、もっと後の14巻です。”ともだち”の計画を探るために入ります。
映画版では、これらのエピソードが集約されており、響子とカンナが同時にVAを体験するように再構成されています。
また、原作で小泉が体験した「首吊り坂の事件」は省かれている。
その代わり、カンナが直面する「1971年の理科室の嘘」がフューチャーされています。
映画・原作違い②:”ともだち”の暗殺シーン
映画版第2章では、”ともだち”が暗殺されるシーンがある。
暗殺者は原作と同じヤマネですが、シチュエーションが異なる。
映画版では、”ともだち”が新宿を視察中に暗殺されますが、原作では理科室で行われます。
また、原作では暗殺によってお面を外され「”ともだち”=フクベエ」であることが明らかになります。
一方、映画版では”ともだち”の正体は明かされません。
映画・原作違い③:殺し屋がいない
映画版には、殺し屋はいません。
原作では、キリコの婚約者(諸星)を殺害、敷島教授の娘をナンパして入信させる。
ともだち暦以降は、東京の関所の総帥として君臨した。
映画版では、関所の総帥は万丈目となっています。
キリコの婚約者(諸星)を殺害したのも万丈目に代わっている。
映画・原作違い④:1972年理科室の嘘のトリックがわかる
映画版最終章では、1972年理科室の嘘で使われたトリックが明らかになります。
原作では、1971年の夏休みの終わりに、フクベエが理科室で首を吊って、一度死んだように見せかけた後、奇跡的に生還するパフォーマンスを行います。
しかし、仕掛けが外れて失敗してしまう。
この時に使われた仕掛けつきロープは、どこから入手したのかは明かされていませんでした。
映画版で、このロープは万丈目から入手したことが明かされる。
映画・原作違い⑤:人類滅亡計画のロボットのシーン
映画版最終章では、人類滅亡計画が進行する中、UFOから細菌ウィルスが撒かれ、ロボットが起動します。
しかし、ケンヂとオッチョによってロボットは止められ、計画は阻止されます。
一方、原作ではロボットが起動するのは物語の最終巻です。
秘密基地に隠されたスイッチが踏まれることで反陽子爆弾が起動し、世界を破壊しようとする展開となっています。
映画・原作違い⑥:”ともだち”の死亡シーン
映画版最終章では、暴走した”ともだち”が万丈目に銃で撃たれて死亡。
その後、万丈目自身もロボットの下敷きとなり命を落とします。
原作では、田村まさお(13番)がヘリコプターでUFOに突撃し、”ともだち”は破壊されたUFOの下敷きになって死亡します。
ちなみに、万丈目は高須に撃ち殺されます。
映画・原作違い⑦:人類滅亡計画後のフェスでケンヂが「ぐーたらら、すーだらら」を歌う
映画版最終章では、人類滅亡計画を阻止した後のフェスで、ケンヂが「ぐーたらら、すーだらら」を歌うシーンが描かれています。
しかし、原作では歌いません。
これには”ともだち”の死亡シーンに違いが影響しています。
原作では、”ともだち”が死亡する際に「ぐーたらら、すーだらら」を望み、ケンヂがその願いを鎮魂歌として叶えます。
“ともだち”に捧げられたレクイエムとなるため、フェスでは歌わないのです。
一方、映画版では”ともだち”が死亡する際にこの歌を望む描写がありません。
そのため、フェスでケンヂがこの曲を歌う展開となっています。
そもそも映画版がより広い視聴者層に向けたものなので、物語をわかりやすく伝えるための配慮として歌わせたのでしょう。
映画・原作違い⑧:フクベエの死亡時期が違う
映画版最終章では、フクベエだと思われていた”ともだち”が、実はフクベエではないことが明らかになります。
映画では、フクベエが小学五年生の時にすでに亡くなっていた。
一方、原作では、フクベエは小学校卒業後の春休みに亡くなっています。
映画・原作違い⑨:フクベエの記憶描写がない
映画版では、フクベエが小学五年生の時にすでに亡くなっているため、原作にあったフクベエの記憶描写が含まれていません。
その代わりに、フクベエの記憶描写はカツマタの記憶として置き換えられています。
映画・原作違い⑩:カツマタの本名・顔・いじめの理由が明かされる
原作と映画の最大の違いは、カツマタに関する描写でしょう。
原作では、カツマタの顔や本名は、明かされていません。
また、彼がどのようにして死んだことになり、同級生たちに忘れ去られたのかもわからないんです。
カツマタが理科の実験(フナの解剖)が好きだと言われていますが、そういった描写もなく、その存在は謎に包まれていました。
しかし、映画版ではカツマタの顔や本名が明らかにされ、彼が死んだ人間として扱われた理由も説明されています。
カツマタが理科好きであることも、映画版でのみ描かれた。
以上が、20世紀少年の映画と原作(漫画)の違い11選です。
他にも映画版では「ケンヂのユキジへのプロポーズ」や「カンナと蝶野のその後」、「サダキヨとのお別れ」などのエピソードが省かれています。
違いがあるというよりは、「コンパクト化されている」という認識の方がニュアンスとして近いですね。
類似エピソードは、一つにまとめられ、物語の進行にあまり影響のない描写は省かれていますからね。
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本記事のまとめ|20世紀少年の映画は、原作のコンパクト版です。劇的な違いは少ない。
20世紀少年は全24巻あり、これらを3部作の映画にまとめるのは、相当難しいはずです。
しかし、映画版は原作に忠実でありながら、コンパクトにまとめられています。
相当すごいと思いますよ。
実際、当初は4部作の構想もあった言われてますからね。
映画版と漫画版、両方見ることで双方の足りない部分を補完できるので、どちらも観る価値がある作品です。
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