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【漫画】御手洗家、炎上するの最終回|犯人を解説

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御手洗家、炎上する 最終回
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「御手洗家、炎上する」とは、藤沢もやし先生のホーム・サスペンス作品。ミステリー要素も多く含まれる。

2017年よりKiss(講談社)で連載しており、全8巻で完結済み。

追っていた作品の一つで、二転三転する展開にハラハラしました。

また、漫画を原作とするドラマがNetflixにて配信されました。(火事のシーン完成度がえぐくて、びっくりしました。)

  • 火事を起こした犯人は誰だったのか?

本記事では、「御手洗家、炎上する の最終回について」解説しています。

ミステリー作品によくある「読者に問いかける系」ではないので、全てがキレイに明かされています。

目次

【漫画】御手洗家、炎上するの最終回|火事を起こした犯人は誰?

犯人は御手洗真二だった

火事を起こした犯人は、御手洗真二でした。

幼少期の真二は、できる兄(希一)がいたためどこにも居場所がなかった。

しかし、そんな彼にとって、杏子の母・皐月だけが安らぎを与えてくれる唯一の人。

ある日、真紀子が御手洗家に返し忘れた服を、真二が見つけ、その服を返しに行った。(これが後にカメラの映像に残っていた服)

皐月は留守だったけれど、家には豪華なお肉たっぷりのカレー。お腹が空いていた真二は、そのカレーに火をつけた。

それが不慮の火事へと発展してしまう。

これが真相。

読み始めは、「杏子と結ばれる希一が犯人なんだろうな…」と嫌な想像ばかりしていたのですが、真実は違った。

真紀子は希一をかばい、希一は真二をかばうために出頭。

旧御手洗家の火災は、「欲の塊の真紀子」と「保身しか考えてなかった真二」によるものだった。

結末はどうなるのか?

詳細は漫画を読んでほしいので割愛しますが、結末はハッピーエンドです。

杏子・柚子・皐月が報われる形となっており、スッキリとした終わり方になっている。

ドロドロした結末ではなく、皐月が報われてよかった。(汚名を着せられて、健忘症となって散々ですからね。)

また、最終巻にはエクストラページが追加されており、ほっこりする描写があります。

漫画の最終巻を買った人からすれば、このようなエピローグが追加されているのは嬉しい限りです。

【漫画】御手洗家、炎上するの最終回を読んだ感想

展開の多さに読む手が止まらない

「御手洗家、炎上する」の魅力は、予測不能な展開の数です。

最初は御手洗真紀子が、次に希一が、そして最終的に真二が火事の犯人として明かされる怒涛の展開に読む手が止まらなかった。

ミステリーやサスペンスジャンルにおいて、犯人が予想外の人物であることはよくある展開ですが、本作ではその先入観を巧みに逆手に取っている。

真紀子ではなく、杏子との関係が深まる希一が真犯人と予想しやすい所に、真二という予期せぬキャラクターで再度驚かせることに成功しています。

しかし、少し微妙に感じるところもある。

杏子・柚子は、一般的な女性。性格的に非情になりきれないため、真相に辿りつくには運要素がかなり必要だった。(市原さんの力とか。)

リアリティを求める一部の読者には、その点が物足りなさを感じさせるかもしれません。

明快な内容で読みやすい

「御手洗家、炎上する」は、人間模様や心情描写が良い意味で単純明快。非常に読みやすかった。

ミステリーにありがちなサイコパスな犯人像や難解な動機がなく、読者が理解しやすい形で展開されています。

また、ドロドロとしたシリアスな内容だけではなく、ストーリー全体に渡って散りばめられたラブコメ要素が、物語の重さを和らげている。

そのため、ミステリー初心者にもエントリーしやすい作品。

特に、希一と杏子のやり取りは、見所の一つです。

最終回では、これらの魅力が際立ち、読後感に心地良い余韻を残すんですよ。

真二はクズなのか?

人には二面性があると言われるが、無邪気に見えた真二にも二面性があった。

真相が明らかになった際、真二の保身に「クズだな」と失望する人は多いでしょう。

加えて、幼少期の真二は、御手洗家に勝手に入り、あまり好きではないお菓子に文句をつけていたし、かなり図々しい側面もあった。

後味の悪い気持ちになる理由もわかる。

ただし、母親からの愛情もなく、希一しか褒められない状態は苦悩が窺えます。

そして、その求めた居場所が自らの手で破壊された責任と、それに伴う贖罪の重さは計り知れません。

真二の保身は同情の余地はありつつなんですが、わたしはクズだと思った。笑

しかし、御手洗家の崩壊に最も責任があるのは、治(父)であることも明らか。

火事の後に家族の修復をするどころか、真紀子と新たな生活を始めた彼の自己中心的な行動が、最終的に多くの悲劇を引き起こしたのです。

【漫画】御手洗家、炎上する の最終回の推しコマ

推しコマ1:皐月の本音

御手洗家、炎上する 推しコマ 皐月の真犯人への断罪
御手洗家、炎上する 8巻から引用 藤沢もやし / 講談社

真二が、皐月に火事の真相を告白ーーー。

恩を仇で返してしまった真二が、皐月への謝罪したシーンでのセリフ。

いつも人に優しさを示し、疑念や憎しみを背負わない強さを持つ皐月だが、彼女もまた人間で、完璧な聖人ではないのだ。

(治を愛せたメンタルの強さやばいですからね。)

皐月の平静を破る一喝は、内に秘められた激情を感じる。

聖母マリアのような慈悲の象徴が、そのギャップで観る者の心を打つ。

この作品は、迫力のある描写やダークな表現をしっかりしているのだが、このシーンはそのコントラストが印象的で、物語の魅力を際立たせていた。

推しコマ2:杏子の逆プロポーズ

御手洗家、炎上する 推しコマ 杏子から希一への逆プロポーズ
御手洗家、炎上する 8巻から引用 藤沢もやし / 講談社

杏子から希一へ逆プロポーズ。

自分の人生を諦めてしまっている希一を、真紀子の呪縛から救い出すシーンです。

畳みかけるようなセリフの後にくる、大胆なフレーズが心に突き刺さります。

ドラマでは再現し得ない、漫画ならではのリズムと間の取り方が、魅力をさらに高めています。

そして希一は、杏子と共に新たな人生を歩む決断をし、真紀子から離れる。

物語における一歩の踏み出しや、自己との向き合いは、定番だけど心を揺さぶる瞬間。

御手洗家、炎上する はドラマ版より漫画推し

わたしは、漫画版とドラマ版の両方を鑑賞しましたが、漫画推しです

ドラマ版に何か欠点があるというわけではありません。

俳優たちの演技は非常に印象的で、演出も素晴らしかったです。

わたしは、初めて漫画を読んだ時に、ドラマ化するなら真紀子は鈴木京香さんに演じてほしいと願っていたので、感動しました。

貧乏なシングルマザー、裕福な御手洗家のご婦人両方を上手く演じられていました。(真二役の中川大志さんとの共演は、夜行観覧車以来で素直に嬉しかった。)

実写化すれば必然的に出てくる違和感も、ドラマ版では上手く和らげられており、特に真紀子のキャラクターはよりマイルド。

しかし、漫画版を推す理由は、漫画ならではのビジュアル表現、リズム感、そしてシーン間の間合いが、この作品の魅力を最大限に引き出しているからです。

御手洗家、炎上する 8巻から引用 藤沢もやし / 講談社

シリアスなシーンだけでなく、コミカルな演出も作品の魅力の一つであり、この点がドラマ版では再現ができないんですよ。

例えば、杏子から希一への告白シーンは、漫画では歩道橋からのダイブという大胆な演出で描かれていますが、ドラマ版では平場での告白シーンとなる。

このような漫画特有の表現が、わたしにとっての大きな魅力となっています。

【漫画】御手洗家、炎上する の最終回を読んだ人の口コミ・感想

昨日見てたドラマは 御手洗家、炎上する ってドラマなんだけど 実写してるって知らずに原作の漫画の方を、ここ何日かイベントまでの移動中とかに課金しまくって全部読み終えたとこだった。 めちゃくちゃ面白いよ

引用:X

漫画で読んでる。 御手洗家、炎上する これおもろいなーーー… こういうサスペンス漫画好きけど、 毎話毎話、起伏がしっかりしてて 話の終わりでの「引き」が強い。 この引きの強さは 篠原千絵(天は赤い河のほとりとか)さんの漫画読んでる時のような、 引き込まれ感。 ネトフリも見てみよう…おもろ

引用:X

御手洗家炎上するっていう漫画思った以上に面白くてびっくりしてる

引用:X

『御手洗家、炎上する』の漫画、試し読みしたら面白くて結局最終回まで見てしまった。ミステリーだしホラーだったのに最終回だけ熱血ラブコメ?みたいになってて私的にはとても満足な終わり方。杏子ちゃん男前で素敵。二転三転したミステリー部分も素直に楽しめたし良い物読んだ

引用:X

就職したら、御手洗家、炎上する、の漫画本揃えよう。 最終話まで読んだ。最高でした。 これは、いつでも読めるように手元に置いておきたい作品…。 最後まで希一さんが希一さんで、…良かった…。可愛いかよ…

引用:X

御手洗家、炎上するって漫画ガチ面白い。4,5巻で心折れずに完走すると展開のどんでん返しがしゅごくて読むの止まらない。電子書籍6,7,8巻購入という絶妙な課金をしてしまった

引用:X

【漫画】御手洗家、炎上する の「最終回」をお得に読む方法

御手洗家、炎上する

藤沢もやし先生の作品には、「御手洗家、炎上する」以外にも、「私のアリカ」という作品があり、こちらもサスペンス漫画となっています。

興味があれば、ぜひご確認ください。

6冊お得に読む方法!

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本記事のまとめ|【漫画】御手洗家、炎上するの最終回|犯人を解説

真紀子を追い詰める復讐劇だけと思いきや、隠れた真犯人を見つけるミステリー要素もあって満足感が高い。

人はしばしば、他人の幸せを羨んだり、自分の持たざるものに焦りを感じたりするものです。

そのような感情が、やがて小さな火となり、大規模な炎上へと発展する過程を見事に描写しています。

特に女性のプライドや嫉妬心を巧みに表現しており、人々の心理を鋭く捉えています。

さらに途中からのラブコメ要素が絶妙なバランスにしている。

また、真紀子も傲慢さ悪行が引き立っているが、実は治(父)が一番悪い。

最終巻を見るとわかるのですが、最後の最後までクズ発言を…。

ぜひ、最終巻を、ご自身で確認してください。「御手洗家、炎上する」は、自分で体験する価値のある作品なのです。

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