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親愛なる僕へ殺意をこめて|真明寺麗の正体を解説・考察

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親愛なる僕へ殺意をこめて|真明寺麗の正体
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「親愛なる僕へ殺意をこめて」とは、原作 井龍一先生・作画 伊藤翔太先生の二重人格クライムサスペンス。ミステリー要素も多く含まれる。

2018年より週刊ヤングマガジン(講談社)、その後2019年からコミックDAYSで連載する。全11巻(全97話)で完結済み。

  • 真明寺麗の正体とは何か?
  • エイジの事をどう思っていたのか?

本記事では、謎の登場人物「真明寺麗の正体」を解説と考察していきます。

目次

真明寺麗の正体とは?

真明寺麗の正体は、LL事件の被害者の一人、白菱凜に可愛がられていた少女。

幼少期の真明寺は一人を好み、いつも山の中や廃墟に忍び込んで遊んでいた。

そんな、孤独そうな真明寺を気にかけてくれたのが、白菱凜だったのです。

真明寺は、「近所のお姉ちゃん」と慕っていた。

15年前に発生した、5歳女児の失踪事件の真相から、LL事件とエイジに執着する理由が明かされる。

幼少期の真明寺は、いつものように行きつけの廃墟に訪れた。そこで目撃したのは、喉に穴が開けられ縛り付けられた女性の姿。

その猟奇的な光景に恐怖を感じ逃げ出した真明寺。やがて逃げる足が止まり動けなくなる。

犯人に見つからないように、その場で身を隠した。

朝になり帰宅すると、両親と警察が真明寺を捜索しており事情を話そうとするも、恐怖から声を出すことができなかった。

そして、その女性が自分が慕っていた白菱凜であることに後日気づく。(実際は、亀一が偽装した6人目の犠牲者。)

助けを求めた白菱凜を放置してしまったこと、15年間振り返れなかったことに対する贖罪。

それが、LL事件とエイジ・B一を追っていた理由です。

彼女もLL事件の被害者の一人であった。それが、作中でわかっている真明寺麗の正体です。

真明寺麗の素性は、これくらいで正体と言えるほど明らかになっていません。

真明寺麗は物語を進めるJOKER(飛び道具)

真明寺麗の描写
  • エイジが2重人格であることにいち早く気づく。
  • B一の名付け親。
  • 廃墟好き。(コレクションがある。)
  • エイジが咄嗟に驚くと耳たぶを触るクセを見抜く。
  • SKALLのビルLUSTに潜入する時は、徹底的な戦略を考える。
  • 空き巣魔の叔父直伝のピッキング技術がある。
  • 花火師の父方の祖父がいる。
  • 看守を3,000万で買収する財力がある。
  • 幼少期は、裕福そうではないアパート暮らし。
  • 探偵事務所を設立する。

真明寺麗は、策略を巡らせる計画的な性格の持ち主です。あとキャラクターデザインがめっちゃ可愛い。

時には、看守に3,000万で買収する驚異的な財力と、買収を材料に脅す度胸がある。(この3,000万はSKALLから盗んだ時のものなのかな?)

また、B一の監視を徹夜で行うなど、行動力にも優れています。

LL事件への復讐をのために事件解決に協力した白菱正人の矛盾にも、いち早く気づいたのは真明寺。

真明寺の家族構成は謎に包まれていますが、家族には特技を持つ人物がおり、そのスキルが彼女に影響を与えていることが伺えます。

「空き巣魔の叔父」「花火師の父方の祖父」が、SKALLのビルに潜入するシーンで明らかになっているからです。

アパートでの生活や家族の職業から、意外と普通の家庭の可能性がありそうですね。

両親の姿は背後だけではあるが、一コマだけ確認できる。

また、メタ的な考察をすれば、進行上不可欠なJOKER(飛び道具)のような役割を果たしています。

サスペンス漫画では、時に筋が通らなかったり、キャラクターの手札では解決不可能な難題がでますよね。

そのような時に、真明寺麗のような謎のベールに包まれた存在が、ストーリーを強引な力技で進める。

彼女の情報を最低限にすることで、万能な存在となるんですよ。

この点に違和感を感じる人は、読みづらく感じるでしょう。

実際に、ピッキング技術が高くて、通り抜けフープ状態。チート技をもったキャラクター。

真明寺麗に感じた1番の謎

泣いた理由とは?

親愛なる僕へ殺意をこめて|真明寺麗
親愛なる僕へ殺意をこめて 5巻から引用 原作 井龍一・作画 伊藤翔太 / 講談社

真明寺麗は、基本的に感情を表に出さないタイプであるが、涙を流したシーンがある。

それは、エイジが主人格ではないことを知った時。

この理由は、明確化されていません。

エイジが好きだったのか。それとも、LL事件の真相を一緒に追ってきたパートナーを失う喪失感からなのかは不明。

初めて読んだ時は、エイジが過去に真明寺の心を救うシーンなどがあり、「恩人だったからでは?」と考察していたが、そのような描写は無く完結した。

様々な捉え方があると思うが、わたしは「無意識にエイジのことが好きなってしまった」という理由で解釈しています。(自己都合…笑)

真明寺麗の感情を考察

以下考察です。

真明寺麗はLL事件の解決(白菱凜の贖罪)のために、エイジと同じ授業を取り、観察していた。

大学も意図的に同じにしたのではないでしょうか。

事件の主犯の息子であるエイジに接近し、情報を引き出す目的で彼とその周囲を観察していた。

当初は事件解決のためにエイジを利用していたが、不器用で優しいけど勇気のあるエイジのことが無意識に好きになっていく。

親愛なる僕へ殺意をこめて 3巻から引用 原作 井龍一・作画 伊藤翔太 / 講談社

エイジと過ごす中で、普段は感情をあまり表に出さない真明寺にも、小さな感情の動きが見えるシーンもある。例えば、京香に嫉妬している一コマ。

この一瞬は、魅力的なギャップを加えていますね。

涙を流したのもエイジが主人格ではない、いずれいなくなる存在と知り、絶望したのかもしれません。

事件解決後も真明寺がB一を追っていた理由は、消滅したエイジの存在を想っていたからだと思っています。

もちろんLL事件の真相解明して、白菱凜の贖罪から解放したことによるB一への感謝という側面もあるでしょう。

登場回数は多いが、描写が少ないので考察が非常に難しいキャラクターです。

以上、完全に自己都合な解釈なので、異論は受け付けます!

親愛なる僕へ殺意をこめてをお得に読む方法

親愛なる僕へ殺意をこめての最終巻(11巻)

原作 井龍一先生・作画 伊藤翔太先生の作品には、「親愛なる僕へ殺意をこめて」以外にも、「降り積もれ孤独な死よ」という作品があり、こちらもサスペンス漫画となっています。

興味があれば、ぜひご確認ください。

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本記事のまとめ|真明寺麗の正体を解説・考察

本記事では、真明寺麗の正体について解説と考察しました。

ミステリアスなキャラクターでハイスペックな行動力。作中でも異彩を放っていましたが、それがまた良い。

わたしは、真明寺キャラデザが非常に好みでした。

最終話では、真明寺の笑顔や半袖姿が見えて、前に進んでいる姿が垣間見れます。

ただ、掴みどころのないキャラクターだけに、エイジに肩入れする理由や深堀した描写が欲しかったです。

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